転職のメリットとデメリット

介護職にUターン転職をしてみて感じたメリット・デメリットについて書いておこうと思う。

【メリット1:満員電車に乗らなくていい】
正直、私が一番大きいと思っているメリットはこれだ。東京では片道40分ほど通勤電車に乗っていた。毎日、人間としての尊厳が否定されているような気分だった。
今は車で15分ほどの距離のデイサービスに自家用車で通勤している。

【メリット2:家賃や食費など経済的な負担が軽くなる】
私がUターン転職をしたのには祖母の介護疲れで倒れた母をフォローするという目的があった。つまり今は実家暮らしだ。もちろん家にお金は入れているが、東京で払っていた家賃を考えると安いものだ。
物価は正直それほど変わらないが、地元の新鮮な魚が手軽に食べられるのは嬉しい。

【メリット3:親が喜んでくれる】
母は私のUターン転職に手放しで喜んでくれた。父はかなり心配していたが、私が祖母の身体介護をスムーズにやったのを見て少しずつ理解してくれたようだ。親に対して人並みに反抗した時期もあるが、「親が喜ぶ顔を見るのも悪くないな」と思う。

【デメリット1:雪が多い】
私が生まれたのは、日本でも有数の豪雪地帯として知られる県だ。公道は広く融雪システムが整備されているが、個人宅は別だ。送迎があるデイサービスに勤めているので、送迎の際に玄関から車までの経路が全く雪かきされていないというケースに時々出会う。

【デメリット2:給与が低い】
これはメリット2と相対する問題ではあるが、給与の低さには目を疑った。私が選択した介護という職では特に顕著だであり、実家でなければやっていけないかもしれない。現在は実務経験を積んで上位資格取得・給与アップを目指しているが、介護は需要が増している職なのだから国にも早急に対策を取って欲しい。

【デメリット3:人との距離が近い】
10年ほど東京で暮らしてすっかり忘れていたが、地方の人間関係はやたら濃密だ。母は、私の小学校の同級生が結婚したとか離婚したとかいう情報をいちいち伝えてくる。もちろん、Uターン転職したこともあっという間に広まってしまった。
前職の営業でも人との関わりは大切だったが、この距離感には少しまいってしまう。

Uターン転職は誰にでも勧められるものではないが、自分にとってはメリットが大きいものだった。何より、自分で望んだ介護職で働けているというやりがいが、この選択が正しかったという気持ちを後押ししている。

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